アクセス解析

アクセス解析を始めるなら、まずパソコンから離れて欲しい

アクセス解析を始めるなら、まずパソコンから離れて欲しい

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※2019年9月13日加筆修正

ここ数年でお客さんや同業者さんに「アクセス解析を教えてください」と言われることが増えました。
推測や勘だけではなかなか上手くホームページの運用ができないことも、数字を根拠に改善するアクセス解析という手法があるということが広く知られてきた結果かと思います。

しかし、この「アクセス解析を教える」というタスクは中々一筋縄にいきません。
なぜなら、Webサイトの状況・目的によってチェックする箇所も違えば、改善する方法も変わってくるため、パターン化なんて不可能だからです。

以前に勤めていたWeb制作会社の上司から「アクセス解析をマニュアル化しろ」と指示され「さすがに知らなさすぎるだろ・・」と飽きれたことがあります。
マニュアル化なんてできるはずがないんです。
Web制作のプロですらそんな感じなので、実際のWeb(EC)サイト管理者さんはいざアクセス解析を始めよう!と意気込んでも何から手をつけていいのか皆目見当がつかないかと思います。

そんな「アクセス解析をこれから始めます!」という方々に最初にお伝えするのが、表題にある「まずパソコンから離れてください」です。

なぜパソコンから離れるのか?

多くの方はアクセス解析をするためには、google analyticsが必要だということを知っています。
なので、「アクセス解析」=「google analyticsの見方」だと認識されているのではないでしょうか?

ここでまずはっきりさせたいのですが、アクセス解析において、google analyticsの見方はさほど重要ではありません。

もちろんアクセス解析において解析データを正しく認識することは必要ですが、アクセス解析は数字を認識することではなく、Webサイトを改善する素材探しです。
google analyticsの見方なんてgoogle叩けばいくらでも出てきますしね。

アクセス解析で重要なのは、

  1. アクセス解析をする目的の明確化
  2. Webサイト改善方法の仮説立案

の2つです。

なので、ぼんやりgoogle analyticsを眺めていても時間を浪費するだけで意味はありません

まずはパソコンから離れて、ノートとペンを用意し、
「今のWebサイトをどうしたいのか?」=「アクセス解析をする目的の明確化」
から始めることをおすすめしています。

目的をはっきりさせてから解析ツールを見ないことには、膨大なデータをだらだら眺めるだけになってしまいます。
地域なんて見る必要が無いサイトもあれば、サイトの回遊なんて関係ないサイトだってあります。

重要なのは「何がしたいのか」「それを達成させるためには何が足りていないのか?」を明確にすることです。

目的が明確になればおのずと、アクセス解析の答えは見える

上記にも記載しましたが、「どうしたいのか?」=「目的」を設定すればおのずと答えは見えてきます。

例えば
「ネットショップの売り上げを2倍にしたい」という目的を設定すれば、どこをどう改善すべきかはアクセス解析が教えてくれます。

それはアクセス数の改善かもしれませんし、アクセスの質の改善かもしれません。
またはサイト内の回遊率なのかもしれませんし、最終的なコンバージョン周りの改善かもしれません。

「それがわからないから困ってるんだ!」という意見が聞こえてきそうですが、冷静になって考えてみてください。
仮にネットショップの場合ですと、ネットショップは実店舗とそれほど大きく変わりません。

来店する人の数が少なければ売れにくいでしょうし、多くの人が来店してくれたとしても買ってくれる可能性の低い人ばかりではやっぱり売れません。

じゃあ自社サイトはどこが弱いんだ?というポイントに絞ってアクセス解析ツールを分析して見つければ良いだけです。
最初はもしかしたら専門家の力が必要かもしれませんが、商売をする上で皆さんがすでに知ってることを確認しにいくだけなのです。

改善のポイントについて、以前に以下のような記事を書いてますので、ご参考までに

ホームページ改善のポイントは3つしかない【アクセス解析】

もし使い勝手に難を感じているようであれば、アクセス解析の前に以下記事をご参考に。

ホームページのユーザビリティ向上を実現させる25のポイント

アクセス解析を始めるなら、まずパソコンから離れてみようのまとめ

これからアクセス解析を始める方は「アクセス解析は教えてもらうものではない」という前提で取り組んだ方が良いかと思います。
よく「どこ見たらいいですか?」と聞かれますが、当然何をしたいかによって見る箇所は違うので、その辺は上記の記事で説明していますが、「集客力」「回遊力」「コンバージョン力」のどれが足りていないのか?をしっかり検討してみればおのずと見るべきポイントは絞れます。

何をするにも、まずはパソコンから離れて、「何をするべきなのか?」を明確にすることから始めましょう。

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