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今やWebサイトへの集客はコンテンツマーケティングを無しには語れなくなっています。
コンテンツマーケティングとは
読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信をとおして見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法です。
コンテンツマーケティングとは様々な解釈があるようですが、バックリ言うとBlogを使った集客・ファン作りです。
多くの企業・組織がこのBlogを使った集客を検討または実施してらっしゃるかと思いますが、かなり高い確率で続きません。
主な原因としては、以下。
- 通常業務が忙しくてやってられない
- なかなか成果がでないからしんどい
- ネタが尽きる
コンテンツマーケティングはコンテンツ(記事)の品質はもちろんですが、継続させないことには中々成果には結びつきません。
何度も続かず失敗するケースを目の当たりにし、こういうルール(制度)を作れば続く企業が多いというのもはっきりしてきたので、その辺を今回はまとめてご紹介します。
更新頻度を決めてしまう
コンテンツマーケティングを専門に請け負う部署がある企業は極少数であることは間違いありません。そうなると当然、「通常業務が忙しいからできない」という意見が上がります。
ここで重要なのは「できない」のではなく、「後回しになる」ということです。
ふんわりと「更新(コンテンツを作り)しましょう」では、目先の業務を優先してしまうのは当然です。
そこで更新頻度を決めてしまい、自分に負荷をかけることは、継続するためには重要です。
ここでは週2回とか週3回とかではなく、月水金曜日、祝日の場合は前後日と決めてしまうことをオススメします。
なぜなら、週○回だと、どうしても週末に後回しになり、結局金曜日に3本の記事が上がるなんてことになりかねません。
もう「この日」と決めてしまう方が続きます。
コンテンツ作りを一人に押し付けない
複数のスタッフさんがいる組織なのであれば、コンテンツ(記事)作成を持ち回り制にすることで一人ひとりの負担を軽減することが可能です。
ここで重要なのは、誰でも扱えるCMS(更新システム)を採用していることです。ワードプレス(wordpress)であれば問題ないかと思いますが、HTML/CSSを触らなくてはいけないような仕組みであれば、即乗せ替えをオススメします。
「総務部の〇〇さんはHTMLが触れるから」といった理由でCMSを入れない企業さんもいらっしゃいますが、一人に負担が集中すると更新が止まることがほとんどなので、誰でも触れる状態は企業側が作ってあげる必要があります。
コンテンツのネタ(お題)はみんなで考える
これをやってるとだいぶ違います。
コンテンツ作成で最もライターが悩み・困るのは「ネタ作り」です。
そこで、私がコンテンツマーケティングをやるという企業さんに必ずオススメするのは「お題会議」の実施です。
月初でも、週初でも、実施頻度は問いませんが、コンテンツのお題をみんなでブレストして出しまくり、その中でこのお題はAさん、あのお題はBさんとネタを割り振ってあげる会議が「お題会議」です。
最も困るお題を先に出しておいて、「あとは書くだけ」状態を作ってあげることで「後回し現象」を軽減することが可能になります。
この会議は実際に書かない部署の人も巻き込んでやると、より効果的です。
コンテンツマーケティングの記事作成が総務部担当だったとしても、営業さんや、経営者、カスタマーサポート部隊等々を巻き込むことでネタの幅が広がります。
あなたがもし、なかなかブログ更新が大変だなぁと感じてらっしゃるようであれば一度実施してみてはいかがでしょうか?
ちょっとした成果を見つけてみんなで共有し喜ぶ
コンテンツマーケティングが続かない一つの要素に結果が中々でないことが挙げられます。
もちろん「問い合わせに至った」とか「記事がバズった」なんてのが理想ですが、最初の内はなかなかそんなことは起きません。段々、「これ意味あるのか・・?」なんて思ってきてしまうと、ポジティブな記事作りが難しくなってきます。
最初のうちは、「〇〇のキーワードで上位表示された」とか「この記事のPV数が多い」とか、「クリックはされてないけど、表示回数は〇〇件もあるよ!」といった小さな成果も見逃さずみんなの前で共有し喜ぶことが重要です。
そして、「なぜ、表示回数は多いのにクリックされないのか?(タイトル・ディスクリプションの再考)」とか「〇〇のキーワードで上位表示されても検索回数が少ないし、どのキーワードに切り替えたらいいのか?(キーワードの再考)」「この記事はなんで多くのアクセスを集めたんだろう?」なんて議論に発展すればベストです。
まとめ
コンテンツマーケティングはコツコツ地道に行う必要がある施策です。
それをいかに多くの人間と共有し、前に進めるかが重要となります。
よくあるのが経営者がコンテンツマーケティングをやることを決定し、部下に丸投げするケースです。ほぼほぼ上手くいきません。
決定した経営者や上司は部下に振る前に、ポジティブにコンテンツを発信することができる社内の仕組みを作ってあげてください。