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最近よく見かけるhttps表記。
実はあまりよく意味がわかってないって方も多いようです。
httpsにするためには、年間で少しコストもかかったりますが、なぜそんなことしてるのか?そんなことすることでどんなメリットがあるのか?その辺に焦点をあてて今回は紹介していきます。
httpsって何?
ウィキペディアによるとhttpsとは以下
HTTPS (Hypertext Transfer Protocol Secure) は、HTTPによる通信を安全に(セキュアに)行うためのプロトコルおよびURIスキームである。厳密に言えば、HTTPS自体はプロトコルではなく、SSL/TLSプロトコルによって提供されるセキュアな接続の上でHTTP通信を行うことをHTTPSと呼んでいる。
ちょっとプロトコルとかスキームとか難しい言葉出てくるんでアレなんですけど、要するに
「Webサーバとブラウザの間の通信を暗号化してセキュリティレベルを高めた規格」です。
Webサーバってのは、Webサイトが入ってるサーバのことで、ブラウザってのはChormeやSafari、IEといったインターネットを見るアプリケーション(ソフト・画面)のことです。
インターネット上で悪いことするハッカーさん(正式にはクラッカー)は、しっかりサーバに侵入して情報を探ることだけではなくて、サーバとブラウザの間の通信をのぞき見したりしているわけです。
例えばお問い合わせに記載される個人情報やネットショップだとクレジットカード番号を含む個人情報を盗み見されると困りますよね。お客さんも個人情報を提供する以上、その取扱い等々大丈夫なのかどうかは不安なはずです。
仮にクラッカーが盗み見しても暗号化されていると、よくわからない文字列になるので、安心ですよ。というのがhttpsの概要です。
雰囲気これで掴めていただけたかと思います。
ちなみにSSLとTLSは兄弟みたいな感じです。
SSLがバージョンアップを重ねてTLSと名称を変えただけなので、TLSであったとしてもSSLと表記されたりします。httpからhttpsにするためにはサーバ証明書(SSL/TLS)を導入すればいいわけです。
ではhttpとhttpsの違いをばっくりと把握したところで、httpsのメリットを3つ記載します。
ユーザーに対して安心感がある
最も重要なのはここです。
シニア層はネットに疎い印象がありますが、ある大規模アンケート調査では「SSLを導入しているか否かで購入するかどうかを決定する割合」は若年層の4倍になります。
幅広い年齢層やシニアも対象としている場合は間違いなく、導入をおすすめします。
実は表示速度が速くなる
httpsはhttpに比べ表示速度が速くなります。
下記URLで見てみるとわかりやすいと思いますが、どうやら事実のようです。
https://www.httpvshttps.com/
細かい技術論は避けますが、httpとhttpsは異なる通信規格でファイルのやり取りをしています。
httpsに関してはSPDY(スピーディ)と言われるプロトコル(技術)が採用されているので、多くのファイルを平行してダウンロードするので早い!ということらしいです。
ちなみにこのSPDYに対応しているのはChrome、Firefox、Safariということです。
SEO対策に有効
昔のSEO対策はリンクいっぱい貼られておけば上位表示されるという簡単なものでしたが、現在は何かをすれば上がるというわけではなく、総合力が求められます。
その総合力を高める一つにhttpsの導入が挙げられます。
Google自身が常時https化によるSEOの優遇を認めているので、SEOを重視したいWebサイトは間違いなく導入するべきではないでしょうか。
まとめ
上記3点がhttps化のメリットです。
当然なので、記載はしませんでしたが、本来のWebサイトのセキュリティ面の強化は着手しておいて無駄ではありません。
年間数万円程度で実行できるhttps化は中小企業の個人情報の保護に対する姿勢を見せるには丁度いい施策なのではないでしょうか?