
みなさんはGoogle Search Consoleの「ページ」メニューの中にある「インデックスに登録されていないページ」をチェックしていますか?
数が多いからといって全部が問題というわけではありませんが、数が多く内訳に問題がある場合、SEO上大きな障壁になっている可能性があります。
この記事ではまずインデックス未登録ページが多いことの問題点を整理した上で、WordPressサイトを対象に具体的な対処手順を解説します。
なぜインデックス未登録ページが多いと問題なのか
まず「どのくらいから多いと判断するか」ですが、目安としてインデックス済みページ数と未登録ページ数の比率が1:3を超えてきたら中身の確認が必要です。
例えばインデックス済みが100ページのサイトで未登録が300件を超えている場合、画像・タグ以外の問題が含まれている可能性があります。
ただし比率はあくまで「中身を確認するかどうかの判断基準」です。
未登録1,000件でもリダイレクト設定が正しく済んでいれば実害はほとんどありません。
逆に未登録50件でもブログ記事が含まれていれば対処が必要です。
比率が高い場合や中身に問題がある場合、以下の3つの観点から放置し続けることに問題があります。
クロールバジェットの無駄遣い
よく勘違いされていることがありますが、Googleが1回のクロールでサイト内の全てを巡回しているわけではありません。
Googleが1回のクロールでサイト内を巡回できる量には上限があります。
これを「クロールバジェット」と呼びます。
リダイレクト設定が未対処のまま、中身のない画像ページや薄いタグページが大量に存在すると、Googleがそれらを巡回し続けることでクロールバジェットが消費され、本来インデックスしてほしいブログ記事や重要なサービスページへの巡回回数が減ります。
結果として、新しく公開した記事がなかなかインデックスされないという状況が起きやすくなり、更新した事実を受け取らないままクロールが途切れてしまったりとSEO上の不利益が発生します。
サイト全体の評価への影響
低品質・薄いコンテンツのページが大量に存在するサイトは、Googleからのサイト全体の評価が下がる可能性があります。
1ページの質だけでなく、サイト全体の品質がSEO評価に影響することをGoogleは明示しています。
本当の問題を見落としやすくなる
インデックス未登録のページが数百件あると、その中に「本来インデックスされるべき重要な記事が未登録になっている」というケースが埋もれてしまいます。
ノイズが多いと本当の問題を発見しにくくなります。
【ここから対策編】まずステータス別に分類する
Search Consoleの「インデックス作成」→「ページ」を開くと、インデックス未登録のページがステータス別に分類されています。
対処の優先順位はステータスによって異なります。
対処が必要なもの
- クロール済み – インデックス未登録:Googleがクロールしたが登録しなかった。原因を特定して対処が必要。
- ページにリダイレクトがあります:リダイレクト設定が原因。意図しないリダイレクトが発生していないか確認が必要。
- 見つかりませんでした(404):該当ページが存在しない。重要なページなら301リダイレクトで対処。
放置でいいもの
- noindexタグによって除外:意図的にnoindexにしているページ。問題なし。
- 代替ページ(canonicalあり):canonicalが正しく設定されている。問題なし。
- 検出 – インデックス未登録:クロール待ちの状態。時間が解決するケースが多い。
画像添付ファイルページを処理する(最多パターン)
WordPressサイトで「クロール済み – インデックス未登録」が大量に発生している場合、最も多い原因が画像の添付ファイルページです。
WordPressは画像をアップロードするたびに、その画像専用のページ(添付ファイルページ)を自動生成します。画像が1枚貼られているだけの薄いページのため、Googleはインデックスする価値がないと判断します。
写真が多いサイトでは数百件単位でこのページが生成されます。
AIOSEOでの対処手順
- 管理画面 → All in One SEO → 検索の外観
- 「メディア」タブを開く
- 「添付ファイルURLをリダイレクト」を「添付ファイルの親」に設定する
これで画像の添付ファイルページへのアクセスが、その画像を使っている親記事にリダイレクトされます。
設定済みでも減らない場合
すでに「添付ファイルの親」に設定しているのに未登録ページが減らない場合、以下を確認してください。
- サイトマップに画像URLが含まれていないか(AIOSEO → サイトマップ → 画像を除外:はい になっているか)
- 古い記事本文中に添付ファイルURLへの直リンクが残っていないか
これらに問題がなければ、Googleが過去に収集したURLを再クロールして処理するのを待つしかありません。
数週間〜数ヶ月かかるケースもあります。
タグ・カテゴリアーカイブをnoindexにする
WordPressはタグとカテゴリごとにアーカイブページを自動生成します。
記事数が多いサイトではタグページだけで数十〜数百件のページが生まれることがあります。
ただ、一概にnoindexにすることはおすすめしません。
カテゴリページは検索キーワードによっては上位表示される資産になるケースがあります。
一覧として価値のあるカテゴリはnoindexにせず残す判断も必要です。
まずはタグページのnoindexから始めて、カテゴリページは検索パフォーマンスを確認した上で判断することをおすすめします。
AIOSEOでの対処手順
- 管理画面 → All in One SEO → 検索の外観
- 「タクソノミー」タブを開く
- 「タグ」の「検索結果に表示する」をオフにする
カテゴリページは一覧として価値がある場合もあるので、タグページを優先してnoindexにするのがおすすめです。
本来インデックスされるべき記事が混じっていないか確認する
画像・タグ・カテゴリが大半であれば基本的には正常な状態です。
ただし「クロール済み – インデックス未登録」の中に、本来インデックスされるべきブログ記事やサービスページが混じっている場合は別途対処が必要です。
確認方法
Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」のURLリストを確認し、/blog/や/website-design/などのブログ記事URLが含まれていないかチェックします。
原因として多いもの
- 内部リンクが少ない:他のページからリンクされていないページはGoogleから重要度が低いと判断されやすい。関連記事から内部リンクを追加しましょう。
- リダイレクトループが発生している:同一URLへの自己リダイレクトが設定されている場合、Googleがページにたどり着けません。Redirectionプラグインなど、リダイレクト設定を確認してください。
- コンテンツの質が低い:文字数が極端に少ない・他のページと内容が重複しているページはリライトまたはnoindexを検討します。
対処後にやること
対処が完了したら以下を実施してください。
Search ConsoleでURLリクエストを投げる
重要な記事については、URL検査ツールで個別に「インデックス登録をリクエスト」を送ります。
優先的にクロールされるようになります。
効果が出るまでの期間
設定変更の効果がSearch Consoleに反映されるまでには時間がかかります。画像添付ファイルの処理は数週間〜数ヶ月、タグのnoindex設定は比較的早く反映されるケースが多いです。
定期的な確認の習慣
月に1回程度、Search Consoleの「ページ」レポートを確認する習慣をつけましょう。インデックス未登録ページが急増していたら何か問題が起きているサインです。
まとめ
インデックス未登録ページが多い場合でも、画像添付ファイル・タグ・カテゴリが大半であれば正常な状態です。
対処すべきなのは本来インデックスされるべきブログ記事や重要ページが未登録になっているケースです。
ステータス別に分類して、優先度の高いものから順番に対処していくことが現実的です。
一度に全件を解決しようとせず、重要なページから確実に対処していきましょう。
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