llms.txtを導入してみた話(設置手順と、導入して分かったこと)

llms.txtを導入してみた話(設置手順と、導入して分かったこと)

GA4のトラフィックで「AI Assistant」というキーワードを見たことがある方も増えてきたと思います。
これはchatGPTを中心としたAIツールからの流入を意味します。

まだ多くのWebサイトではそれほど多いセッションにはなっていないと思いますが、AIツールからの流入は滞在時間、平均ページビューは多い傾向にあります。

この傾向はすでにAIツール内で比較検討を終えて、絞り込まれた上でWebサイトに流入しているケースが多いことから、「検討の真剣度が高いユーザー」が流入していることを意味しています。

上記からトラフィック(セッション)を単純に増やすというよりは、真剣度の高い質の高いユーザー流入を獲得するという意味でAIツール対策は効果的です。

ではchatGPTを中心としたAIツールで紹介されるためにどのような対策が効果的なのでしょうか?

多くの対策方法がすでに立証されていますが、攻めの対策の一つとして「llms.txt」の設置が挙げられます。

llms.txtは「AIに積極的に情報を渡しにいく」という攻めの対策です。
この記事では、実際に自社サイトへ導入してみた手順と、運用してみて感じたことを紹介します。

llms.txtとは何か

llms.txtは、AI(大規模言語モデル)がサイトの内容を理解しやすいように、要約情報をまとめて渡すためのテキストファイルです。

混同されやすいrobots.txtとの違いを整理すると、次のようになります。

  • robots.txt:「このサイトを読んでもよいか(クロールしてよいか)」を伝えるためのファイル
  • llms.txt:「このサイトには何が書いてあるか」を、AIが理解しやすい形で要約して伝えるファイル

どちらも設置場所はサイトのルート直下(例:https://example.com/llms.txt)で、AIクローラーが参照しにいく点は共通しています。

実際に設置しているllms.txtの中身

実際に弊社のサイトで公開している内容の一部を紹介します。

# 株式会社SIBLAB

> 大阪のホームページ制作会社 株式会社SIBLAB

## Full Content Export
- URL: https://sib-lab.jp/llms-full.txt

### 投稿

- [(not provided)とは?GA4で検索キーワードが見れない理由と対処法](https://sib-lab.jp/access-analysis/google-analytics-not-provided/)
- [3C分析のやり方を徹底解説!成功事例から学ぶ効果的な活用法【テンプレート付】](https://sib-lab.jp/marketing/3c/)
...

会社の一言紹介から始まり、その後に投稿記事・固定ページ・制作実績まで、サイト内の全コンテンツのタイトルとURLが一覧化されています。
加えて、より詳細な情報をまとめた「llms-full.txt」というファイルも別途用意されており、2段構えの構成になっています。

導入手順

弊社では設置に「LLMS Full TXT Generator」というWordPressプラグインを使用しました。

手順自体はシンプルで、プラグインをインストールして有効化するだけで、llms.txtとllms-full.txtが自動生成されます。
細かい設定をゼロから作り込む必要はありません。

一点、注意した点があります。

弊社ではAIOSEOというSEOプラグインも使用しており、こちらにもllms.txtを生成する機能が備わっていました。2つのプラグインが同時に生成しようとすると内容が競合してしまうため、AIOSEO側の生成機能は無効化し、LLMS Full TXT Generatorに一本化しました。

この記事をご覧の担当者さまも複数のSEO系プラグインを併用している場合は、同じような機能の重複がないか、事前に確認しておくことをおすすめします。

導入してみて分かったこと

実際に運用してみて一番の実感は、「導入のハードルが想像以上に低い」ということです。

プラグインを有効化するだけで自動生成される仕組みのため、専門的な知識や複雑な設定は不要です。
さらに、新しい記事を公開するたびに手動で一覧を更新する必要もありません。
実際、この記事の前に公開した3本の記事も、特に何も操作しないまま、公開後すぐにllms.txtの一覧に反映されていました。

ブログを継続的に更新している運営者にとって、「更新のたびに手作業が発生しない」というのは地味に大きなメリットです。

一方で、気になった点もあります。
llms.txtの配信設定を見ると、最大30日間ブラウザ側にキャッシュされる設定になっていました。
中身自体は常に最新の状態で生成されていますが、AIクローラー側が古いキャッシュを参照したままだと、更新の反映に時間がかかる可能性があります。
今のところ実害は確認していませんが、更新頻度の高いサイトを運営する場合は、頭の片隅に置いておいた方がよさそうです。

まとめ

llms.txtの導入は、思っていたよりずっと手軽に始められる施策です。
AI検索対策というと難しく身構えてしまいがちですが、まずはこうした基本的な設置から始めてみるのも一つの方法だと思います。

ただし、AI検索対策はllms.txtの設置だけで完結するものではありません。

以前紹介したrobots.txtの正常化や、構造化データの整備なども含めて、複数の施策を積み重ねていく必要があります。

「自社サイトもAI検索対策を始めたいが、何から手をつければいいか分からない」という場合は、お気軽にご相談ください。
現状の診断から、優先順位をつけた対応まで一緒に進めます。

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株式会社SIBLAB 代表取締役
小田浩史
20年以上IT業界でホームページ制作、ECサイト制作、アクセス解析、Webマーケティングに従事。 特にアクセス解析、ユーザビリティテストについてはプロのWeb制作会社向けに講演した経験は多数。上級ウェブ解析士。 会社にも猫を連れ込むほど猫好き。 休日は猫と遊ぶか、ゲームするか、ぼーっとアクセス解析データを眺めて過ごしています。
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