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弊社の営業スタイルはブログから集客し、お問い合わせに繋げる方法をとっています。
そうはいってもWebきっかけの仕事は全体の6割程度で、4割は既存顧客や、顧客からの紹介です。
下請けのお仕事は現在お受けしていないので、そういう構成となっています。
ブログを書き続ける作業はとても負担です。
自分自身の経験から担当者さんの負担は身にしみてわかります。
どうせなら効果的な記事を投稿し、効果的に成果を上げたいと思うのが普通ですよね。
なので今回は集客力のあるブログ記事とは?から集客力のあるブログ記事の共通点を上げていきたいと思います。
3部作でまずはCTRについて。
ブログによるアクセスアップといったコンテンツSEO対策は私より詳しい方が至るところで情報発信されていらっしゃるので、そちらをご確認ください。
集客力のあるBlog記事とは?
集客力というと単純に「=アクセス数」となってしまいがちです。そして先に挙げたようなSEO対策的な話がほとんどです。
しかし「良質なキーワードで上位表示されていてもアクセスが少ない」「アクセスはあるのに成果に結びつかない」等、SEO対策やアクセス数とは違う問題点によって集客力がないブログ記事となり下がっているケースも多く存在します。
今回の「集客力のあるブログ記事の3つのポイント」は以下3点にフォーカスを当てます。
1、CTR
2、直帰率
3、コンバージョン率
今回は三部作のCTRについて記載します。
CTR
「Click Through Rate=クリック率」を示す数値です。
CTR=クリック数 ÷ 表示回数 ×100
googleで1000回表示されてクリックが10回だったらCTR=1%ということです。
検索結果表示は言わば商品の陳列棚です。お客さんの目に触れて、興味を持ってもらい、手に取って見てもらう必要がありますよね?
その表示に対してクリックされた割合はいかに、その記事が魅力的に見えるか?必要だと認識させているか?を計る指標となります。
赤枠がタイトル、緑線がディスクリプション、そして青線が記事投稿の日付。
SEO対策を意識している方はページタイトル、ディスクリプションについては気にされているかと思います。
例に関しては「ホームページ 改善」というキーワードで上位3位付近をふらふらしている弊社ブログ記事です。
ちなみにこの記事のCTRは3.5%前後。
平均的なCTRが1%前後と言われる中では優秀なブログ記事だと言えるのではないかと思います。
この記事を例にCTRの改善方法を以下にまとめます。
1、タイトルに適切にキーワードを入れる
2、タイトルに数字を入れる
3、タイトルで簡便性を伝える
4、タイトルで潜在キーワードを紛れ込ませる
5、ディスクリプションで閲覧によるメリットを伝える
6、ノウハウ的な要素のブログ記事には日付表示はマスト
弊社がCTR上で重要視しているのは上記6点です。
以下に補足説明していきます。
1、タイトルに適切にキーワードを入れる
今回の例では「ホームページ 改善」でのキーワードでの上位表示を狙っています。そのキーワードがタイトル、ディスクリプションに入っているのは当然ですが、例えばタイトルが「サイト 改善」「Webサイト 改善」だった場合、CTRは落ちてしまいます。
内容や意味が同様であったとしても、ユーザーは自身の言い方を潜在的に信用します。
今回弊社が「サイト」や「Webサイト」としなかった理由は検索回数ではありません。
「Webサイトのことをホームページと呼ぶユーザー層向けの記事だった」からです。
これも少し説明します。
Webサイトのことをホームページと呼ぶのは日本くらいなもので、Webサイトが最も正しい名称です。弊社のような制作会社の人間はほとんどホームページとは言いません。
「Webサイト」か「サイト」
しかし、お客様が「Webサイト」と言うケースはまれです。リテラシーが低いのであればなおさら。
例に挙げた記事はそんな「Webサイトに関してリテラシーの低いユーザー層」がターゲットだったため、「ホームページ」としています。検索回数も重要ですが、そのキーワードを使うユーザー層はどんなユーザー層であるのか?も重要なポイントとなります。
同じ意味だったとしても、適切にキーワードを選定し、適切な言い方でタイトルに含む必要があります。
2、タイトルに数字を入れる
数字を入れることによって反応率が向上することは広告の業界では常識です。
「7つの習慣-成功には原則があった!」「年収300万円時代を生き抜く経済学」といった本のタイトルのように数字を入れることによって興味を惹かれるのではないでしょうか。
なぜ数字が入ることによって反応率が上がるかというと、具体性と説得力が向上するからだと言われています。
「成功者の習慣」と「成功者の7つの習慣」を見比べていると、前者が曖昧な印象を受けるのに対し、後者は自身が得られるメリットが具体的になった印象を受けるではないでしょうか?
ユーザーは具体的な印象を持てないリンクをクリックしない。
ブログタイトルには数字を入れ込み、ユーザーに説得力を提供するべきではないでしょうか。
3、タイトルで簡便性を伝える
弊社のブログのようにノウハウ的なことを記載する場合、ユーザーは自身で活用できるか否かで判断します。
誰しも導入に難しいこと考えるのではなく、手っ取り早く活用できる情報を好みます。
「〜しか」「たった〜」「簡単」「初心者でも安心」「今すぐ」といったワードを取り入れることによって、ユーザーの心理的ハードルを取り除き、クリック率を向上させることが可能です。
4、タイトルで潜在キーワードを紛れ込ませる
この例の場合、最後の【アクセス解析】は記事タイトルとしては少し突然出てきた感があるのではないでしょうか?
しかし、このキーワードが入っていることによって、ユーザーは「アクセス解析に関連する記事なんだな」ということがわかります。
「ホームページ改善のポイントは3つしかない」だけであれば、それは制作によるものなのか、解析によるものなのか、UI/UXによるものなのかはわかりません。
【アクセス解析】というキーワードが入ることだけで、記事内容がぐっと具体化することを期待して入れています。
また、弊社の狙いとしては「ホームページ改善をアクセス解析を軸に検討したいユーザー」というターゲットの絞り込みも実現しています。
きっとこの例にあげた記事に辿りつくユーザーのほとんどは「ホームページ 改善」というキーワードです。
顕在化したキーワードだけだと「ホームページを改善したい」という漠然としたニーズですが、ユーザーの頭の中(潜在的)には「ホームページを改善したい」だけでなく「何をしたらいい?」という本質的ニーズが埋もれているはずです。
その本質的なニーズに対して「アクセス解析って選択肢がありますよー」と答えてあげることによってクリック率が向上します。
補助的なキーワードはSEO対策的にはキーワードの分散に繋がるので、あまり好まれませんがバランスを見て活用を検討してください。
5、ディスクリプションで閲覧によるメリットを伝える
緑ラインの部分です。このエリアはディスクリプションと呼ばれる情報の表示です。そもそもの意味は「ページの概要説明文」です。
しかし単純に説明しててもユーザーの心には刺さらないので、説明しつつも何を得られるか?を明確にすることをおすすめします。
上記の潜在キーワードもそうですが、顕在化しているニーズは検索キーワードとして表れます。
その顕在化しているニーズを「誰が、なぜ、どうして」求めているのか?を考えれば、ディスクリプションでアピールする情報は自ずと決まってきます。
顕在化しているキーワードは決して目的を指し示しているものだけではありません。
「ホームページを改善したい」というニーズは詳細化していくと手順や方法に属するものであって、目的ではない。
目的は間違いなくコンバージョンの向上です。
なので、あなたはこれをしたいんですよね?というキーワード「コンバージョンは拡大します」を入れています。
6、ノウハウ的な要素のブログ記事には日付表示はマスト
ごめんなさい。ここだけ少しテクニカルな要素が絡みます。
青色ラインの部分。日付表示です。
Webのような情報の流れが早いブログの場合、情報の鮮度はユーザーにとって重要となります。
例えば2016年に書かれたSEO対策の情報なんてまるで使えないですからね。。
特にワードプレスで構築されているブログでは日付表示がないことも多く見受けられますので、今のあなたのブログが日付表示がないようであれば、制作会社に日付表示されるように構造化して欲しいとオーダーしてください。
CTR編のまとめ
当初は全部一気に書いてしまおうと思ってましたが、CTRだけで長くなったので、次回以降に直帰率、コンバージョン率についても記載します。
弊社ではブログの書き方のレクチャはもちろん、過去の投稿ブログの評価も行っています。足を引っ張っているブログを削除することで、回遊率を上げたり、優秀な投稿記事を再編集してもらうことでコンバージョンを上げたりと、現状がどうなのか?今後はどうすべきなのか?をまとめます。
ブログを運用していて上手くいかない・・という方は以下よりお問い合わせください。