ECサイトの制作・リニューアルをご検討中の方とお会いすると最初に言われるのが「何から手をつけていいのかわからない」「結局どのショッピングカートがいいの?」という無数にあるカートシステムを選び切れないというお話をよく聞きます。
弊社ではお客様の要望によって最適なカートシステムを提案しますが、ご自身で選ぶにはちょっと難しいですよね。今回は各カートシステムの紹介比較記事も溜まってきたので、網羅的に比較していきます。
この記事の流れとしては全体の比較、各カートの特徴をダイジェストで記載、詳しくは知りたい場合は、各カート紹介ページへのリンクを辿ってください。
ショッピングカートシステムの比較表
| 比較項目 | EC-CUBE | Shopify | MakeShop / futureshop | カラーミー / BASE |
| タイプ | オープンソース | SaaS (グローバル) | SaaS (国内特化) | SaaS (低コスト) |
| 初期費用 | 0円〜 | 低〜中 | 中 | 低 |
| 月額費用 | サーバー代のみ | $33〜 | 1万〜5万円 | 0円〜5,000円 |
| カスタマイズ性 | ★★★★★ (無限) | ★★★★☆ (高い) | ★★★☆☆ (中程度) | ★★☆☆☆ (限定的) |
| 保守・セキュリティ | 自己責任(要対策) | システム側が完結 | システム側が完結 | システム側が完結 |
| おすすめの規模 | 中〜大規模・独自系 | 全規模・越境 | 中〜大規模・国内 | 小〜中規模 |
本当は初心者用・上級者用とかでも分けたかったのですが、ちょっと場合によるので、こんな感じでまとめています。
この表だけみれば「カスタマイズ性高いし、安いし、規模の対応範囲も広いEC–CUBE最強じゃん!」となりそうですが、現実は違います。
家に例えるなら
futureshopやMakeShopは最初からなんでもついてる建売住宅。
EC-CUBEは一から設計する注文住宅。です。
手間をかけずに商売に集中したいのか、こだわりを突き詰めたいのかで、正解は真逆になります。
詳しくは下記の各ショッピングカートの特徴ダイジェストをご覧ください。
主要5大ECショッピングカート:比較ダイジェスト
EC-CUBE|こだわりを形にする「自由度No.1」
特徴: 日本発のオープンソース。ソースコードを自由に改変できるため、独自機能や基幹システム連携など、カスタマイズの限界がありません。
メリット: デザイン・機能ともに「完全オリジナル」が可能。月額のカート利用料がかからない。
デメリット: サーバー管理やセキュリティ対策が自己責任。保守には専門知識や外注コストが必要。カード決済等の決済まわりもプラグインを利用しつつ手動で構築しなければならない。(他のカートは提携決済代行会社であればボタン一つ)
制作にクセがあり、構築経験のある制作会社も多くはないので、制作会社によってはEC-CUBEは勧めないケースも多い。
こんな人におすすめ:
- 他社にはない独自の販売ルールや仕組みを導入したい
- 自社でサーバーやデータを完全にコントロールしたい
- 中〜大規模で、長期的な拡張性を重視している
詳しくはEC-CUBEの紹介記事をご覧ください。

Shopify|世界基準の「機能性と拡張性」
特徴: 世界シェアNo.1のSaaS型カート。アプリを追加することで、ノーコードに近い形で高度なマーケティング機能を実装できます。
メリット: サーバーが非常に強固。デザインテンプレートが洗練されており、越境EC(海外販売)にも強い。
デメリット: 高度なカスタマイズにはLiquidという独自言語の知識が必要。アプリを入れすぎると月額費用がかさむ。必要な機能を選択したら結果高額に!みたいなことも。
個人的には永遠にShopifyのスペル覚えられない!
こんな人におすすめ:
- 最新のマーケティング機能を使い、スピーディーに成長させたい
- 運用効率を重視し、システムの保守に手間をかけたくない
- 現在、または将来的に海外市場への展開も考えている
詳しくはShopifyの紹介記事をご覧ください。

MakeShop|国内No.1の「多機能とサポート」
特徴: 国内SaaS型で売上高No.1を誇る老舗。標準機能が600以上と非常に多く、通常のECサイトであれば大抵実現できます。
メリット: 日本の商習慣(BtoB、予約販売、詳細なポイント設定など)に強い。電話サポートが手厚い。
デメリット: 管理画面のインターフェースがやや古く、慣れるまで操作が複雑に感じる。カスタマイズもクセがあるので、制作会社によっては積極的に勧めないことも多い。
プランにもよるが月額費用は高め。メリットであるBtoBオプションも導入の簡単さや運用の安定さはあるが、初期費用110,000円とオプションも高い。
こんな人におすすめ:
- カスタマイズせずに標準機能+オプション機能で高機能なショップを構築したい
- BtoB(卸売り)や会員限定販売など、日本特有の販売形態がある
- 初めての構築で、手厚いサポートを受けながら運用したい
詳しくはMakeShopの紹介記事をご覧ください。

futureshop|ファンを作る「ブランド発信力」
特徴: アパレルやコスメなど、デザインとファンづくりを重視する店舗に絶大な支持を受ける国内カート。
メリット: 自社ポイント、クーポン、SNS連携など、CRM(顧客管理)機能が強力。実店舗との在庫・ポイント連携にも強い。
デメリット: 今回紹介の中で月額費用も初期費用も一番高い。メイクショップと比較されることが多いが標準装備はメイクショップの方が多く、オプション機能(追加料金)での対応が必須になるケースが多い。
こんな人におすすめ:
- 実店舗とECを連動させたオムニチャネルを実現したい
- ブランドの世界観をデザインで徹底的に表現したい
- リピーターを大切にし、LTV(顧客生涯価値)を高めたい
詳しくはfutureshopの紹介記事をご覧ください。

カラーミーショップ|低コストで始める「高コスパ運用」
特徴: 圧倒的な低価格から始められる国内定番カート。初心者から中規模店まで、幅広い層に利用されています。
メリット: 固定費を抑えられる。マニュアルやコミュニティが充実しており、情報が得やすい。Shopifyの台頭までは初心者用ショッピングカートはカラーミーショップ一択だった。
デメリット: 大規模サイト向けの機能や、非常に複雑なカスタマイズには不向き。
こんな人におすすめ:
- まずはコストとリスクを抑えてECサイトを立ち上げたい
- シンプルな機能で、手軽にショップ運営をスタートしたい
- HTML/CSSの知識があり、ある程度自由にデザインを整えたい
詳しくはカラーミーショップの紹介記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一概にどのショッピングカートがいいか?という問いには答えにくいのですが、商材、実装したい機能、予算、スキル、将来的な展望。これらを加味して初めて貴社に最適なショッピングカートシステムは決まります。もし「自分のケースではどれがいいのか、客観的な意見が欲しい」と思われたら、お気軽にSIBLABへご相談ください。貴社のビジネスに並走するパートナーとして、メリット、デメリットを中立な視点でアドバイスさせていただきます。
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