ホームページの問い合わせを増やすCVR改善チェックリスト19選|1000サイト以上のアクセス解析を実施したプロ目線

ホームページの問い合わせを増やすCVR改善チェックリスト19選|1000サイト以上のアクセス解析を実施したプロ目線
ホームページの問い合わせを増やすCVR改善チェックリスト19選

「ホームページからの問い合わせが少ない」「Webサイトからの集客に伸び悩んでいる」とお感じではありませんか?
問い合わせが増えない本当の理由は、アクセス数よりも、訪問者からの「問い合わせ率(CVR)」の低さかもしれません。
本記事では、アクセス解析のプロが教える「ホームページの問い合わせを増やすCVR改善チェックリスト19選」を公開。
ファーストビュー、信頼性、導線、フォームといった具体的な改善点と、限られたリソースで最大の効果を出すための優先順位の付け方、GA4・ヒートマップを活用した原因深掘り方法まで解説します。

ホームページの問い合わせが増えない本当の理由

ホームページからの問い合わせが増えないと感じている企業は少なくありません。
多くの担当者は、まず「アクセス数を増やさなければ」と考えがちですが、原因はアクセス数とは限りません。
単に訪問者を増やすだけでは、問い合わせ増加には繋がらないどころか、無駄な広告費を費やしてしまうリスクもあります。

アクセス数を増やすより先にやるべきこと

問い合わせを増やすために、まず取り組むべきは、現在のアクセス数からいかに多くのコンバージョン(成果)を生み出すかという視点です。
既存のアクセスから最大限の成果を引き出すことで、集客にかけるコストの費用対効果も高まります。
つまり、新たな集客施策を検討する前に、サイトの「質」を高めることが最優先なのです。

CVR(コンバージョン率)とは?中小企業の平均値

Webサイトの「質」を測る上で最も重要な指標の一つがCVR(コンバージョン率)です。
CVRとは、Webサイトを訪れたユーザーのうち、問い合わせ、資料請求、商品購入、会員登録など、運営者が目標とする特定の行動(コンバージョン)を完了した割合を示す指標を指します。

CVRは以下の計算式で算出されます。

CVR(%)= コンバージョン数 ÷ セッション数(またはアクセス数) × 100

例えば、サイトに1,000人が訪問し、そのうち10人が問い合わせを行った場合、CVRは1%となります。

CVRの平均値は業界や商材、コンバージョンの種類によって大きく異なりますが、一般的なWebサイト全体の平均値としては、1%〜3%程度と言われることが多いです。

特にBtoB(企業間取引)のWebサイトにおいては、検討期間が長く、高額なサービスや商材が多いため、BtoC(消費者向け取引)と比較してCVRは低くなる傾向にあります。
BtoBサイトのCVR平均は0.5%〜1.5%程度とされることが多いですが、資料請求やホワイトペーパーダウンロードなど、比較的ハードルの低いコンバージョンであれば2%〜5%程度になることもあります。

これらの平均値はあくまで目安であり、自社の目標設定や改善施策を検討する際の参考として活用することが重要です。
自社のビジネスモデルや目標とするコンバージョンを考慮し、適切なベンチマークを設定しましょう。

ファーストビューのチェックリスト(5項目)

ホームページに訪れたユーザーが最初に目にする「ファーストビュー」は、サイト全体の印象を決定づけ、問い合わせに繋がるかどうかの重要な分かれ道となります。
ユーザーはわずか数秒でそのページに価値があるかを判断すると言われているため、以下のチェックリストで改善点を見つけましょう。

何の会社かキャッチコピーで一瞬でわかるか

ユーザーは、自分の抱える課題を解決してくれる情報を求めています。ファーストビューで「この会社が何を提供しているのか」「どのような価値があるのか」が瞬時に理解できるキャッチコピーは必須です。曖昧な表現ではなく、具体的なメリットやターゲット層に響く言葉を選ぶ必要があります。

CTAボタンがファーストビュー内に存在するか

「CTA(Call To Action)」ボタンは、ユーザーに具体的な行動を促すための重要な要素です。問い合わせを増やしたいのであれば、ファーストビュー内に「お問い合わせ」や「資料請求」といったCTAボタンを明確に配置することが不可欠です。ボタンの色は背景と対比させ、テキストは行動を促す簡潔な言葉を選び、ユーザーが迷うことなく次のステップに進めるように工夫しましょう。

スマートフォンで崩れていないか

現代において、多くのユーザーがスマートフォンからホームページにアクセスしています。Googleもモバイルフレンドリーなサイトを高く評価しており、モバイルからのアクセス時にレイアウトが崩れていたり、文字が小さすぎたりすると、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。レスポンシブデザインが適切に適用され、あらゆるデバイスで快適に閲覧できるかを必ず確認してください。特に、主要なスマートフォンの画面サイズでの表示チェックは欠かせません。

画像が重くて表示が遅くなっていないか

ページの表示速度は、ユーザー体験(UX)に直結し、SEOの評価基準の一つでもあります。ファーストビューに高画質の画像や動画を多用しすぎると、ページの読み込み速度が低下し、ユーザーの離脱率を高める原因となります。画像は適切なサイズに圧縮し、WebPなどの次世代フォーマットの利用も検討しましょう。表示速度の改善は、コンバージョン率(CVR)向上にも大きく貢献します。

「誰のためのサービスか」が明示されているか

あなたのサービスや商品が、具体的にどのような顧客の、どのような課題を解決するのかをファーストビューで明確に伝えることが重要です。ターゲットとなる顧客像や、彼らが抱える悩みに寄り添うメッセージを提示することで、「これは自分のためのサービスだ」とユーザーに認識させることができます。これにより、ユーザーは自分ごととして情報を読み進め、問い合わせへの意欲が高まります。

信頼・実績コンテンツのチェックリスト(4項目)

ホームページを訪れるユーザーは、提供されるサービスや製品に対して「本当に信頼できるのか」「期待通りの効果が得られるのか」といった不安を抱えています。これらの不安を解消し、安心感を与えるためには、具体的な信頼・実績コンテンツの提示が不可欠です。ここでは、問い合わせ増加に直結する信頼性向上のための4つのチェックポイントを解説します。

導入実績・事例が掲載されているか

ユーザーがサービス導入を検討する際、最も重視するのは「自分と同じような課題を持つ企業が、このサービスを使ってどのように成功したか」という点です。具体的な導入実績や成功事例を掲載することで、サービスの効果をイメージしやすくなり、信頼性が格段に向上します。

事例コンテンツには、単に導入企業名を羅列するだけでなく、以下の要素を盛り込むことを推奨します。

  • 導入前の課題:顧客が抱えていた具体的な問題点。
  • 導入後の効果:課題がどのように解決され、どのような成果(売上向上、コスト削減、業務効率化など)が得られたか。可能であれば数値で示す。
  • 導入企業の担当者の声:サービスの良かった点や導入の決め手など、生の声。
  • サービス活用方法:具体的な機能や使い方がどのように課題解決に繋がったか。

これらの情報が詳細に記載されていることで、ユーザーは「自分たちのケースにも応用できるかもしれない」と感じ、問い合わせへのハードルが下がります。事例は業種別や課題別に分類し、ユーザーが自分に合った事例を見つけやすいように工夫しましょう。

料金の目安・相場観が書いてあるか

サービスの料金が不明瞭だと、ユーザーは「高額なのではないか」「予算に合わないのではないか」といった不安を抱き、問い合わせを躊躇してしまいます。料金の目安や相場観を明示することで、ユーザーは安心して検討を進めることができ、無駄な問い合わせを減らすことにも繋がります。

もしサービスが個別見積もりを前提としている場合でも、以下のような形で料金に関する情報を提供できます。

  • 料金プランの例:最も一般的なプランの料金や、基本的なサービス内容。
  • 料金体系の説明:何に基づいて料金が決定されるのか(例:従量課金、初期費用+月額費用、プロジェクト規模による変動など)。
  • 料金シミュレーター:簡単な質問に答えるだけで、おおよその費用が算出できるツール。
  • 導入事例とセットでの費用例:「この事例のケースでは〇〇円でした」といった具体的な費用感。

料金に関する透明性を高めることは、ユーザーからの信頼を得る上で非常に重要です。完全にオープンにできない場合でも、何らかの形で料金に関する情報を提示する努力をしましょう。

会社情報・顔写真・代表プロフィールがあるか

「どんな人がサービスを提供しているのか」という情報は、ユーザーが企業を信頼する上で非常に重要な要素です。顔が見えることで、企業に人間味が生まれ、親近感や安心感に繋がります。

以下の情報を充実させ、ユーザーに安心感を与えましょう。

  • 会社概要:設立年月日、資本金、所在地、事業内容など、基本的な企業情報。
  • 代表者プロフィール:代表者の経歴、企業設立の想い、ビジョンなどを具体的に記載する。顔写真も添えることで、より信頼性が増します。
  • チーム紹介:主要メンバーの紹介や、社員の働く様子を写真で掲載する。
  • 企業理念・ミッション:どのような価値観で事業を行っているのかを明確にする。

特に、代表者の想いや顔写真は、企業の姿勢や誠実さを伝える上で強力なツールとなります。企業としてどのような人物が、どのような理念を持って事業に取り組んでいるのかを伝えることで、ユーザーは共感を覚え、信頼感を抱きやすくなります。

お客様の声・レビューがあるか

「他のお客様がどのように評価しているか」という第三者の意見は、ユーザーがサービスを検討する上で非常に大きな影響を与えます。ポジティブな「お客様の声」や「レビュー」は、サービスの品質や効果を客観的に裏付ける強力な証拠となります。

お客様の声は、単に「良かったです」という感想だけでなく、具体性を持たせることが重要です。

  • 具体的な課題と解決策:「〇〇という課題が、サービス導入によって〇〇のように解決しました」といった具体的な内容。
  • 数値で示す効果:「売上が〇〇%アップした」「作業時間が〇〇時間削減できた」など、定量的な効果。
  • 顔写真や企業名:可能であれば、お客様の顔写真や企業名、役職などを掲載することで、信憑性が高まります。
  • 動画インタビュー:よりリアルな声として、動画でのインタビューも効果的です。

これらの情報をホームページに掲載することで、ユーザーは「自分と同じような状況の人が成功しているなら、自分も大丈夫だろう」という安心感を抱き、問い合わせへの意欲が高まります。第三者機関による評価や受賞歴などもあれば、合わせて掲載することで、さらに信頼性が向上します。

導線・ナビゲーションのチェックリスト(5項目)

問い合わせページへの導線が複数あるか

ホームページを訪れたユーザーが、問い合わせをしたいと思ったときにすぐに行動できるよう、問い合わせページへの導線は複数用意しておくことが重要です。ユーザーはサイト内をどのように回遊するか予測できないため、様々な場所から問い合わせページへアクセスできる設計が求められます。例えば、ヘッダー、フッター、サイドバー、そしてコンテンツ内に関連するCTA(Call To Action)ボタンやテキストリンクを設置することで、ユーザーの離脱を防ぎ、スムーズな問い合わせへと誘導できます。

グローバルナビに「お問い合わせ」が常時表示されているか

サイト全体のナビゲーションを司るグローバルナビゲーションに、「お問い合わせ」リンクが常時表示されていることは、ユーザーにとって非常に大きな安心材料となります。特に、PCサイトではページの最上部や右上に、スマートフォンサイトではハンバーガーメニュー内やフッターに、常にアクセス可能な状態にしておくことが望ましいです。これにより、ユーザーはサイト内のどのページにいても、迷うことなく問い合わせへと進むことができます。

関連ページへの内部リンクが適切に設置されているか

ユーザーが興味を持った情報に触れている際に、関連性の高いサービスページや事例紹介、あるいは直接的な問い合わせページへ誘導する内部リンクを適切に設置することは、CVR向上に直結します。例えば、特定のサービスについて解説している記事の終わりに、そのサービスに関する問い合わせフォームへのリンクを設置するなど、ユーザーの関心が高まっているタイミングを逃さずに次のアクションを促すことが重要です。これにより、ユーザーはスムーズに情報を深掘りし、最終的なコンバージョンへと繋がりやすくなります。

パンくずリストがあり現在地がわかるか

パンくずリストは、ユーザーがサイト内のどの階層にいるのかを視覚的に示すナビゲーション要素です。現在地が明確になることで、ユーザーはサイト構造を理解しやすくなり、迷子になることを防ぎます。また、前の階層に戻りたい場合にも簡単に移動できるため、ユーザーのストレスを軽減し、サイト内での回遊率を高める効果も期待できます。結果として、問い合わせページへの到達率向上にも寄与します。

スクロール追従のCTAバナーがあるか

特に情報量の多いページや縦に長いページでは、ユーザーがページをスクロールしても常に表示され続けるスクロール追従型のCTAバナーが非常に有効です。ユーザーはコンテンツを読み進める途中で問い合わせの意欲が高まることがありますが、その際にわざわざページを上まで戻ったり、フッターまでスクロールしたりする手間を省けます。常に視界に入る位置に「お問い合わせ」や「資料請求」といったCTAを固定表示させることで、コンバージョン機会の損失を最小限に抑えることができます。

ホームページの問い合わせフォームのチェックリスト(5項目)

ホームページの訪問者が問い合わせフォームにたどり着いても、フォームの使い勝手が悪ければ、せっかくの機会損失につながってしまいます。ここでは、問い合わせフォームのCVRを最大化するための5つのチェックリストを解説します。

入力項目が必要最小限になっているか

問い合わせフォームの入力項目は、ユーザーの離脱率に直結する重要な要素です。項目が多すぎると、ユーザーは入力の手間を感じ、途中でフォームを閉じたり、入力を諦めたりする可能性が高まります。例えば、最初の問い合わせ段階で「会社名」「部署名」「役職」など、必ずしも必要ではない項目を設けていませんか?

まずは、「最低限これだけは知りたい」という情報に絞り込み、入力項目をできる限り少なくすることが重要です。資料請求であればメールアドレスと名前、サービスに関する問い合わせであれば、それに加えて問い合わせ内容のカテゴリ選択など、目的によって必要な項目を見極めましょう。入力項目を減らすことで、ユーザーの心理的なハードルが下がり、CVR向上に貢献します。

任意・必須の表示が明確か

フォームの入力項目において、どれが必須でどれが任意なのかが不明確だと、ユーザーは混乱し、入力にストレスを感じてしまいます。例えば、必須項目に「*(アスタリスク)」マークを付ける、または「必須」と明記する、任意項目には「(任意)」と表示するなど、視覚的に分かりやすく区別することが不可欠です。

特に、必須項目であるにも関わらず表示がない場合、ユーザーは入力漏れに気づかず送信ボタンを押してしまい、エラー表示で再度入力し直す手間が発生します。このような小さなストレスが積み重なることで、ユーザーはフォームの利用を諦めてしまうため、明確な表示はユーザー体験(UX)向上に直結します。

エラーメッセージがわかりやすいか

ユーザーがフォームの入力でミスをした際に表示されるエラーメッセージは、ユーザーを正しく導くための重要なコミュニケーションです。「入力内容に誤りがあります」といった抽象的なメッセージでは、ユーザーはどこを修正すれば良いのか判断できません。

理想的なエラーメッセージは、「どの項目」で「どのような誤り」があり、「どのように修正すれば良いか」を具体的に指示するものです。例えば、「メールアドレスの形式が正しくありません。(例:xxxx@example.com)」のように、具体的な修正例を提示すると親切です。また、エラーメッセージは該当する入力項目の近くに表示し、リアルタイムでエラーを通知するインラインバリデーションを導入することで、ユーザーはすぐに間違いに気づき、修正しやすくなります。

送信後のサンクスページが設置されているか

問い合わせフォームの送信が完了した後、ユーザーを単にトップページに戻すだけでは、本当に送信が完了したのか不安にさせてしまいます。サンクスページ(完了ページ)の設置は、ユーザーに安心感を与えるだけでなく、その後の行動を促す上でも非常に重要です。

サンクスページには、「お問い合わせありがとうございます。3営業日以内に担当者よりご連絡いたします。」といった完了のメッセージと、今後の流れを明確に記載しましょう。また、関連するサービス資料のダウンロードや、ブログ記事への誘導など、ユーザーにとって有益な次のアクションを提示することで、エンゲージメントの維持・向上にもつながります。さらに、Googleアナリティクス(GA4)などのアクセス解析ツールでコンバージョン計測を行うためのゴール設定にも不可欠です。

スマートフォンで入力しやすいか

今日のWebアクセスは、スマートフォンからの割合が非常に高いため、モバイルフレンドリーな問い合わせフォームはCVR改善に不可欠です。PCでは問題なく表示されても、スマートフォンでは文字が小さすぎたり、入力欄が狭すぎたり、ボタンが押しにくかったりするケースが散見されます。

スマートフォンでの入力しやすさを確保するためには、レスポンシブデザインに対応し、画面サイズに合わせてフォームが最適に表示されるようにすることが大前提です。具体的には、入力欄のタップ領域を十分に確保する、文字サイズを適切にする、電話番号入力時には数字キーボードが自動で表示されるようにする(type="tel"属性の使用)、ボタンを大きく配置するなどの配慮が必要です。スマートフォンユーザーがストレスなく入力できる環境を整えることで、フォームからの離脱を防ぎ、問い合わせ数の増加に貢献します。

チェックリストで問題が見つかったら次のアクション

ホームページの問い合わせを増やすためのチェックリストを活用し、改善点が見つかったら、次のステップとして具体的なアクションに移る必要があります。しかし、一度にすべての問題を解決しようとすると、時間とリソースが不足し、途中で挫折してしまうことも少なくありません。そこで重要になるのが、効果的かつ効率的に改善を進めるための優先順位付けと、問題の根本原因を深く探るための分析です。

優先順位の付け方(インパクト×難易度マトリクス)

見つかった改善点に対し、闇雲に手を付けるのではなく、「インパクト×難易度マトリクス」を用いて優先順位を決定しましょう。このマトリクスは、各改善策がコンバージョン率(CVR)向上に与える「インパクト(効果の大きさ)」と、その改善策を実施する際の「難易度(手間やコスト)」の2軸で評価し、最適な実施順序を見つけ出すフレームワークです。

  • 高インパクト × 低難易度(優先度:高)
    最も優先して取り組むべき項目です。例えば、「CTAボタンの色を変更する」「ファーストビューのキャッチコピーをより明確にする」など、比較的少ない労力で大きな効果が期待できる改善策がこれに該当します。「クイックウィン」として、まずここから着手することで、早期に成果を出し、改善活動のモチベーションを高めることができます。
  • 高インパクト × 高難易度(優先度:中〜高)
    長期的な視点で取り組むべき重要な項目です。例えば、「サイト全体のUI/UXを根本的に見直す」「新しいコンテンツを大量に制作する」などが該当します。大きな効果が見込める一方で、時間やコストがかかるため、綿密な計画とリソースの確保が必要です。クイックウィンの成果が出始めた後に、本格的に着手することを検討しましょう。
  • 低インパクト × 低難易度(優先度:低)
    後回しにしても問題ない項目です。例えば、「誤字脱字の修正(ただし、信頼性に大きく関わるものは除く)」「軽微なデザイン調整」などが該当します。高インパクトの改善が一段落し、時間に余裕がある時に対応すると良いでしょう。
  • 低インパクト × 高難易度(優先度:最低)
    基本的に着手しない、あるいは最も優先順位の低い項目です。労力に見合う効果が得られない可能性が高いため、他の改善策を優先し、必要であれば最終手段として検討する程度に留めましょう。

このマトリクスを活用することで、リソースを最も効果的な改善策に集中させ、効率的にホームページの問い合わせ増加を目指すことができます。

GA4・ヒートマップで原因を深掘りする方法

チェックリストで「問題があるかもしれない」と当たりをつけた箇所について、次にその根本的な原因を特定し、具体的な改善策を立案するために、Google Analytics 4(GA4)やヒートマップツールを活用しましょう。これらのツールは、ユーザーの行動を数値や視覚で分析し、仮説の検証や新たな課題の発見に役立ちます。

Google Analytics 4(GA4)を活用した分析

GA4は、ユーザーがホームページ内でどのような行動をしているかを詳細に把握できる強力なツールです。問い合わせに至るまでのユーザーの行動フローを分析することで、どこでユーザーが離脱しているのか、何が問い合わせの障壁になっているのかを数値的に把握できます。

  • 探索レポート(ファネル分析)
    問い合わせ完了までの主要なステップ(例:トップページ訪問 → サービスページ閲覧 → 問い合わせフォーム開始 → 問い合わせ完了)を設定し、各ステップでのユーザーの離脱率を視覚的に確認できます。これにより、どの段階でユーザーが最も多く離脱しているかを特定し、そのステップの改善に注力できます。
  • イベントレポート
    CTAボタンのクリック数、動画の再生数、特定コンテンツの閲覧など、ユーザーの特定のアクションをイベントとして計測することで、各要素のパフォーマンスを評価できます。例えば、問い合わせボタンがクリックされていない場合、そのボタンのデザインや配置に問題がある可能性が考えられます。
  • ページとスクリーンレポート
    どのページがよく見られているか、あるいはあまり見られていないかを把握できます。問い合わせに繋がりにくいページや、離脱率が高いページを特定し、そのコンテンツや導線を見直すきっかけになります。
  • ユーザー属性・テクノロジーレポート
    ユーザーのデバイス(PC、スマートフォン、タブレット)やブラウザごとの行動データを分析することで、特定の環境下でのみ問題が発生していないかを確認できます。例えば、スマートフォンからのアクセスが多いにも関わらず、CVRが低い場合は、スマートフォン表示の最適化が急務であることがわかります。

ヒートマップツールを活用した分析

GA4が「何が起こっているか」を数値で示すのに対し、ヒートマップツールは「ユーザーがページ上でどのように行動しているか」を視覚的に表現してくれます。これにより、ユーザーの無意識の行動や、GA4だけでは見えにくい具体的な課題を発見できます。

  • クリックヒートマップ
    ユーザーがページ上のどこをクリックしたかを色の濃淡で表示します。本来クリックしてほしいCTAボタンがクリックされていない、あるいはクリックできない画像やテキストが誤ってクリックされている、といった状況を把握できます。これにより、ユーザーの期待と実際のデザインのギャップを特定し、CTAの配置やデザインの改善に役立てられます。
  • スクロールヒートマップ
    ユーザーがページのどこまでスクロールして見ているかを色の濃淡で示します。これにより、重要な情報がユーザーに届いていない(スクロールされずに離脱されている)、あるいはコンテンツの途中で興味を失っているといった状況を把握できます。特にファーストビューでの情報伝達が適切かどうかの判断に有効です。
  • アテンションヒートマップ
    ユーザーがページのどの部分を最も長く見ているかを可視化します。これにより、ユーザーが関心を持っているコンテンツと、そうでないコンテンツを識別できます。注目度が低いにも関わらず重要な情報が配置されている場合、その配置や表現方法を見直す必要があります。

GA4とヒートマップツールを組み合わせることで、多角的にユーザー行動を分析し、チェックリストで発見された問題の具体的な原因を深掘りすることが可能になります。これにより、感覚的な改善ではなく、データに基づいた効果的な施策を立案し、ホームページの問い合わせ数増加へと繋げることができるでしょう。

まとめ(チェックリスト)

まずチェックリストを表で図式します。

カテゴリチェック項目
1ファーストビュー何の会社かキャッチコピーで一瞬でわかるか
2ファーストビューCTAボタンがファーストビュー内に存在するか
3ファーストビュースマートフォンで崩れていないか
4ファーストビュー画像が重くて表示が遅くなっていないか
5ファーストビュー「誰のためのサービスか」が明示されているか
6信頼・実績導入実績・事例が掲載されているか
7信頼・実績料金の目安・相場観が書いてあるか
8信頼・実績会社情報・顔写真・代表プロフィールがあるか
9信頼・実績お客様の声・レビューがあるか
10導線・ナビゲーション問い合わせページへの導線が複数あるか
11導線・ナビゲーショングローバルナビに「お問い合わせ」が常時表示されているか
12導線・ナビゲーション関連ページへの内部リンクが適切に設置されているか
13導線・ナビゲーションパンくずリストがあり現在地がわかるか
14導線・ナビゲーションスクロール追従のCTAバナーがあるか
15フォーム入力項目が必要最小限になっているか
16フォーム任意・必須の表示が明確か
17フォームエラーメッセージがわかりやすいか
18フォーム送信後のサンクスページが設置されているか
19フォームスマートフォンで入力しやすいか

またダウンロード用にエクセルファイルはこちらです。

今回はCVRについて記載しました。
漠然とCVRを改善するといってもどこから手をつければよいかなかなか分かりづらいものなので、チェックリストを元にチェックしてみて、ここなら改善できそうという部分から着手してみてはいかがでしょうか?

もしそれでもうまくいかない場合は、「改善の方向性の問題」か「問題は別にある」ということになります。アクセス解析でわかることもあればユーザビリティテストでしかわからないこともあったりするので、改善がうまくいかないとお悩みの方はお気軽にご相談ください。

アクセス解析への誘導バナーの背景画像

アクセス解析

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小田浩史のイメージ
株式会社SIBLAB 代表取締役
小田浩史
20年以上IT業界でホームページ制作、ECサイト制作、アクセス解析、Webマーケティングに従事。 特にアクセス解析、ユーザビリティテストについてはプロのWeb制作会社向けに講演した経験は多数。上級ウェブ解析士。 会社にも猫を連れ込むほど猫好き。 休日は猫と遊ぶか、ゲームするか、ぼーっとアクセス解析データを眺めて過ごしています。
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